夫婦で箏糸締め〜

 

 

マルセイユで勤務していたころ、仕事の関係でお箏の演奏を聞かせて頂く機会があり、故国の楽器の音色と奏者とその周りに生まれる佇まいにすっかり魅了されました。

 

退職してアンカラに戻り、しばらくした頃、何とお箏奏者末富敦子先生がアンカラに住んでおられるということをご縁があって知り、稽古をつけて頂くことお願いをしたのが一昨年のことでした。

 

しかしながら、纏まったお金がないのでヤフオクで中古のお箏を数万円で落札し、飛行機の超過料金(サイズオーバー)300ユーロを払ってこちらに持ってきたのが昨年でした。

 

しかーし!!その古箏に張られた糸が弾ける状態ではないということを全くの素人の私はわかっておらず、そのお箏を先生に見せてドン引きされてしまいました。

 

その後、オンラインで箏糸を購入し、母にこちらに送ってもらい、夫と一緒に10件程アンカラの楽器屋をまわり、糸を張り変えていただけるところを探し回りました。

 

「あ、できるよ。やったことあるよ。」というところ(@楽器屋街のあるハマモニュ)に預けたが最後、新品の糸が哀れな状態で張られて(乗っけられて?)帰ってきたのでした。糸も汚くなっているわ(楽器は手を洗ってから触ろうよー!)、糸の張り具合はビヨンビヨンだわ、で散々。おまけに「今日は暑いだろ?日が射してる時は糸が柔らかくなってこんな風になるんだよ。夕方にはもうちょっと張るよ。」とか子供騙しみたいな事を言ってました。夫も私も怒って一応当初の半額のみを支払い、一切合切忘れる事にしました(笑)。

 

さて、その状態のお箏を先生に見せてまたもやドン引きされたのは言うまでもありません。先生を2度もドン引きさせてしまったのは後にも先にもこの私一人ではなかろうかと思います。ああ、恥ずかしい。。。

 

そんなこんなでこの2年間でお稽古をお願いできたのもたったの数回。今年の冬には再開したいところですが、どうなることやら、であります。

 

 

 

そんな可哀想な古箏、やっと夫も私も揃って時間ができたので昨日張りなおしてみることにしました。

ネット上の情報に足して、我が家にあった羊革を使ってみることにしました。

 

ちなみにアンカラの楽器屋さんの酷さ↓。ナイロンの糸がこんな状態に…..どういう作業でこうなったのでしょうか〜?!

 

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丸棒に革を巻いたものを作り、それに箏糸を巻いて夫が1.2.3ーで引っ張り、別の羊革と足を乗せて押さえる。そしてそこで私が結ぶ、という作業でやってみました。

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楽器屋さんがひどい扱いをしていたので、やはり2本は切れてしまいましたが、残り11本は楽器屋さんよりはきつく張る事に成功✨ 最初っから二人でやればよかった。

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↑切れた箏糸。楽器屋さんが既に切ったり結んだり色々していたみたいです。

 

 

この古箏は家紋のついた黒い箏箱に入っており、蒔絵もありましたし、箏柱は古い唐木のものです。箏柱については現代のものよりも背が低い様なので、プラスチックの新しい箏柱を注文中です。

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その後調弦に挑戦していたところ、夫に「お前は音感がない。。。」と突っ込まれ、夫が全てやってくれました。確かに私は音感もないし、これまで音楽の授業以外で楽器をやった事ないのです。楽譜も読めないので本当に1から….。

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ちなみに使ったチューナーアプリはGlobal Tuner と Koto Tunings 。

 

 

新しい箏糸が届いたら残り2本も締め、先生にまた確認をお願いしたいと思います。

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ところで、先生の演奏会で知ったのですが、昔の日本で女の子が生まれると桐の木を植え、その子が嫁に行く時に桐箪笥と桐のお箏をこしらえたのだとか。なんて素敵な文化なのでしょう〜。

 

私の様なガサツな女には全く似合いませんが、ゆっくり、末長くやっていけたらと思います。

 

つづく(事を祈りつつ)。

 

 

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